杉沢はりきゅう院ブログ

#2スポーツリハビリの重要性

どうも〜こんにちは。スポーツトレーナーの松井です。

今回はスポーツ中に起きた怪我や、スポーツをやっていればあるあるの同じ動きを何度も繰り返す事による慢性疾患に対して、Dr.(医師)からもう動いても大丈夫だよって言われて、PT(理学療法士)から何度もリハビリしてもらって、痛くなくなったからすぐスポーツ復帰!ってのはもったいないよって話をさせていただきます。

まずですね、骨折で考えると負傷した部位が癒合(骨と骨が付着する)するまでの日数の目安があって以下に記載↓
中手骨:2週 肋骨:3週 鎖骨:4週 上腕骨:5週 上腕骨幹部:6週 脛骨:7週 上腕骨頸部:7週 下腿骨:8週 大腿骨幹部:8週 大腿骨頸部:12週
となります。これ折れてしまった箇所により骨癒合は骨に通っている血管や血流、個人差などで差があるものの大体はこのくらいかかるよ、という目安です。
ちなみにですが有名な話で2002年にW杯直前にデビット・ベッカム氏が骨折し酸素カプセルに入り試合までに完全復活した!なんてこともあるように酸素カプセルには骨癒合を促進させたりするものも実際あるので骨癒合を早めることも可能でしょう。当時はベッカム・カプセルなんて呼ばれていましたねw

話がズレましたが、
骨折から骨が癒着する期間、そしてリハビリするまでの期間にはラグがあり、その後安心して動ける状態までの状態まではある程度のまとまった日数があるということです。

では、その期間骨が折れて負傷者だから練習は参加せずにただ痛みの出ない範囲でやっていくのがベストなのでしょうか?

 

 

 

否です。(((そんなのもったいないよ(゚∀゚)!!!)))

折角のまとまった期間だからこそ自身の足りていない筋力、柔軟性、精神力、目標、目的、戦略、知識などを蓄える最高の期間です!パワーアップしましょう!
怪我をしてありがとうと言いたいくらいですw

冗談はさておき、実際スポーツトレーナーとして選手が怪我をして回復、競技復帰した際にその選手が怪我をする前と比較し劣っている、変わらない程度のレベルではダメなのです。明らかに怪我をしてからの方が選手として成長していなければダメです。
ランナーと交差して骨折した場合には、当たり負けしない体、柔軟性だけでなくフットワークや体幹が強い状態に、疲労骨折でスネが痛く走れない状態が続けばより強度の強い負荷にも耐えられる下半身とそれにリンクして上半身、腕、全身にエネルギーをつなげられる体幹に、それぞれの競技や目指すもの得意不得意で変わってきますがそこを見極めて適切なメニューを指導していきます。

もはやパーソナルリハビリテーションで、その選手ひとりひとりに合わせたオーダーメイドのリハビリメニューです。

 

実際、競技復帰して絶対不安が残ると思うんですよねー。
また怪我しないかな?
痛くないかな?
庇ってしまって変な動きが出ちゃう…
怖くて一歩が出ない…
力が入らない…
そんな不安が残る状態で現場に戻って、忘れた頃にまた怪我をして、また痛く無くなったから練習復帰。正直それでも試合、大会に出られると思います。

でも!
そのリハビリ期間中こそ、他の人がしないような練習を汗かいてやって、前できなかったことができるようになった、強くなった自分でまた挑戦したい、大きく前に踏み出してみたいと思いませんか!?個人的にはそっちの方が面白いと思うけどなぁ〜(笑)

 

それと、その選手にあったスポーツリハビリを適切にできるトレーナーが秋田県内非常に少ないのが問題でもあったりなかったり…
今後コーチやスポーツ愛好家の方々も実際にスポーツリハビリを体験し逆に他人に指導できるような指導者になって欲しいとも思っています。

適切に指導できる、または指導するような環境であればよりスポーツを通して学んでいくことができる、素晴らしい環境だと思います!

ただ、競技復帰までのスポーツリハビリ、またの名前をアスレティックリハビリテーションと言うのですが、それはちょっとマニアックと言うか深い知識と豊富な経験がないとできなかったりするので、もしお困りの方や近くにできる人がいないで探している方などはお気軽に相談に来てもらえたらなと思います。出張もできますので!ほんと些細な怪我、癖でも後々につながってくるのでお早めにですよ〜!

そんなことをあれこれと思うトレーナー松井のひとりごとでした。
せばまた〜。