新年早々、足に痛みを覚え、救急外来に行きました。
心当たりとしては、その前までは1月3日に熱を上げ寝込んでいたり、6、7日と学会に出席したりと長時間座りっぱなし、車で秋田から大宮まで移動したために運動不足がありました。
血行不順が原因で、エコノミー症候群や痛風発作、リウマチなどが考えられましたが結果は高尿酸結晶による痛風発作。
それがわかるまでに、発生から3週間かかりました。病院は3回いきましたが、最後の病院でそう言われました。(((がーん(;_;))))
それまでは、原因不明の足の炎症(腫れ、痛みなど)です。
病院にかかってみて感じたことや、今後同じ症状で悩まれている方のために、今回の痛風発作の経緯などを話していこうと思います。
また、自分自身が痛風になってしまったので(今後なりたくないので!!!)、その対策としてのセルフケア情報も載せていますので、ご興味がある方は長いですが、少しお付き合いいただければ幸いです。
痛風発生
2024年1月9日の朝、起床直後から左足の第二関節に違和感がありました。
足をつくと痛む感じで、トイレに行くのも少し足を引きずるような感覚です。寝てる間に足を踏まれたのかな?とも思いましたが、さすがに足を踏まれたらわかるので、もしや痛風?と少し疑問に思うくらいでした。
9日は朝からマッサージの予約があり、いつも通りに出勤しようと車にのり行こうとしましたが、私の車はMT(マニュアル)車のため、クラッチを踏むのですが、それがちょうど左足の第二関節の付け根で踏むため、痛い、痛い( ; ; )
歯を食いしばりながら、クラッチを踏みこみ、なるべく赤信号を止まりたくないのですが、そうゆう日に限って、信号にめちゃくちゃ止まります笑笑
なんとかお店について準備し始め、仕事をしていきますが、朝からクラッチを頑張った左足は完全に地面につけなくなりました。
午前中のお客様からも「どうしたの?その足?」と不思議がられる始末。
治療家ですが、不甲斐ない限りです^^;
結局、時間が経つにつれてどんどん痛みが増していき、歩けなくなってしまったので、お客様にキャンセルのお電話をかけてしまう状況になりました。
痛すぎて、マッサージに全然集中できず、本当に申し訳ない限りです( ; ; )
こうゆうとき感じますが、普段の生活がいかに恵まれていたのか、健康の大切さを感じました。
たくさんの人に迷惑をかけてしまいました。
症状が出るまでの経緯
2023年の12月から熱はないのですが咳が出始めているため、少し運動などは休み、雪が降った時だけ雪かきくらいの生活を送っていました。
年末は掃除したり、片付けたり、通常通り過ごしました。
私は普段お酒はあまり飲まない方です。
学生時代からなぜか尿酸値の高い体質で、尿酸は通常2.1〜7.0が正常なのですが、6.8〜7.3位ありました。なので、健康診断ではビール、日本酒を控えましょう。水をたくさん飲みましょうと注意を受けていました。
お酒を飲むときはハイボールなどですが、年末のお歳暮にビールをいただいたりで、普段よりはビールを飲んでいましたが、飲む日は1日350ml1本くらいのペースです。
2024年1月になり、3日には急に熱が39度あり1日寝込んでいましたが、翌朝には下がりました。
5日金曜日の夜から大宮の学術大会に出席するために家族と車で大宮を目指します。
片道8時間ちょっとかけ、休憩をちょこちょこ取りつつ向かいました。
運転手なのでコーヒーを飲みつつ、お茶も少し飲んで、SA(サービスエリア)での休憩中は散歩などは取らず、トイレや売店に行く程度です。
翌朝、家族を東京に残し、電車で大宮へ移動。
大宮にある氷川神社でお参りをして、会場である大宮ソニックシティに向いました。
学会は朝9時半〜17時の間2日間行われ、60分〜90分間それぞれの先生方のお話を聞いて過ごしていました。休憩時間も座っていましたし、ホテルもすぐそばで運転の疲れもあったので、すぐに就寝。いま思うと、完全に運動不足でした。
6、7日の2日間で学術大会が終わった後、車で福島のホテルへ移動、翌日8日に秋田に帰ってきて、9日の朝に痛みが現れました。
痛風とは?
痛風(つうふう)は、高尿酸血症と呼ばれる状態が原因で発症する疾患の一つです。
尿酸は体内で生成される代謝物であり、通常は尿として排泄されます。
しかし、尿酸の生成や排泄のバランスが崩れると、尿酸が血液中に蓄積し、関節やその他の組織に尿酸結晶が堆積することがあります。
尿酸結晶の画像ですが、スゴイ・・・
これが関節の中にあるみたいです・・・
痛風の主な症状は急激な関節の炎症であり、通常は足の親指の付け根(第一中足骨基部)が最も影響を受けやすいですが、他の関節も影響を受けることがあります。
発作的な痛み、腫れ、赤さが特徴的で、患部が非常に敏感になります。発作は夜間に始まることが一般的で、患者は触れるだけで激しい痛みを感じることがあります。
痛風はどんな人が
痛風になりやすい人は、いくつかのリスク因子が影響してると言われています。痛風にかかりやすいと考えられる主な要因を挙げてみます。
高尿酸血症
痛風の主要な原因は高尿酸血症であり、これは体内の尿酸濃度が高まる状態です。
高尿酸血症は遺伝的な要素や生活習慣、食事の影響を受けることがあります。
食事
尿酸は食品からも摂取されるため、特に高尿酸を引き起こす食品の摂取が痛風のリスクを増加させることがあります。
これには、肉類、内臓器官、一部の魚、アルコール(特にビール)、高フラクトースコーンシロップを含む砂糖の多い飲み物などが該当します。
遺伝的な要素
痛風は遺伝的な要素も関与しており、家族歴がある場合、痛風になりやすい可能性が高まります。
性別と年齢
男性は女性よりも痛風になりやすい傾向があります。
女性の場合、痛風の発症は通常更年期以降に増加します。
生活習慣
運動不足や肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病も痛風のリスクを増加させる可能性があります。
これらの要因は相互に影響し合い、個々の状況によって異なります。
症状の軽減や再発の防止には、尿酸を適切に管理することが重要です。バランスのとれた食事、適度な運動、アルコールの制限、適切な体重管理などの生活習慣の改善が役立ちます。
病院での対応
総合病院 救急外来
9日の夜20時に総合病院の救急外来に受診しました。
足がどうしてもつけなく、片足ケンケンであれば移動できるのですが、病院内ですので車椅子を用意していただき、家族に付き添ってもらって診察まで行きました。
その時は、レントゲンなどは取らずに先生が足をみて腫れていること、痛みがあるということで痛み止め(ロキソプロフェン錠60mg)を5錠(8時間以上開けて飲む)いただきました。
「明日以降痛むようだったら、総合病院か町の整形外科に受診するように。」ということで帰りました。
町の整形外科
翌朝足はつけるようになりましたが、腫れはあり、痛みました。
なので、町の整形外科に受診しに行きました。
初診でしたのでかなり待ちましたが、レントゲンを撮り、先生の診察、採血をとりました
受付をしてから全部で4時間半ほどです。
先生の見立てだと「骨に異常はなく、足の腫れかたを見ると、これは痛風発作ですね。」とのことでしたが、血液検査の結果を見ないと判断できないとのことで、最後に採血をして、1週間後に再受診ということになりました。
この日は、痛み止め(ボルタレンSRカプセル37.5mg)、胃腸薬(ファモチジンD錠10mg)、湿布(アドフィードパップ40mg)28枚いただきました。
1週間後。だいぶ歩けますが、踏み込んだり、足の指が曲がると痛い状態です。
湿布は朝晩2回づつ貼り、薬は朝晩しっかり飲みました。
2回目の診察では、予約もしていたので30分ほどで呼ばれました。
血液を測定したところ、尿酸は4.9と正常値2.1〜7.0の範囲内だったので先生は「痛風ではないみたい。」と検査表を渡され非常に喜んだのを覚えています。
「痛風だったら薬を飲み続けないといけない。」
そのことでこの1週間何と無く気持ちが落ち込んでいたので(^_^;)
先生のこの言葉と検査結果には救われた気持ちになりました。
しかし、それからは痛みのペースは変わらず。
むしろ、痛み止めも飲まなくなったので、少しづつ痛くなっているような気さえしてきました(^◇^;)
AskDoctors(アスクドクターズ)に相談
AskDoctors(アスクドクターズ)というサービスをご存じでしょうか?
病院に行かなくても医師に相談ができるサービスです。
とても気軽に本当のお医者さんに怪我や病気、肌のトラブルなど病院に行くべきかなどを聞けるので、ぜひ気になる方は一度見てみてください!
そのサービスの中で、整形外科の怪我ということでこれまでの経緯や病院での診断結果について相談してみました。
すると、翌朝。
6名のお医者さんから返信がありました。
前日の夜に質問してしばらく音沙汰なくて不安でしたが、朝の7〜8時、おそらく出勤時間?の間にたくさんの返信がありました。
とても丁寧なご返答で、
「痛風発作ではありませんか?再度受診してみてください。」
「CRPという数値が上がっていませんか?細菌感染しているとその数値でわかります」
「蜂窩織炎(ほうかしきえん)という可能性も考えられます。」
「痛風発作が起こっていると、一時的に尿酸値が低く出ることがあります。炎症が治まってくると思いますので、もう一度受診してみて、結果など改めて教えてください」
といったそれぞれ別の先生方ですが、とても参考になる意見でした。
特に、痛風発作が起きた時に一旦尿酸値が下がるというのは初耳でしたので、これはあり得るかもしれない。ということで、再度受診することを決意しました。
総合病院 整形外科
初回に救急外来で受診した総合病院に電話したところ、新規は1日10名様までで本日は終了しています。ということで別の総合病院に電話したところ、10時まででしたら新規の患者様を受け付けていますとのことだったので、少し離れていましたが急いで向い、ギリギリ滑り込みました。
外来で受付し、先生の診察、採血、レントゲンと流れるようにあちこちの窓口に行き、検査結果を聞きに先生のところに最後戻ってきました。
すると、やはりAskDoctors(アスクドクターズ)の先生方もおっしゃっていたCRPの数値は0.4と反応がなく、尿酸が8.4と高いので、高尿酸血症による痛風発作という結論になりました。
こちらの先生は、AskDoctors(アスクドクターズ)の先生方がおっしゃっていたコメントを読んだの?というくらいどんぴっしゃで思っていること全て答えてくれたので、すごい先生だなと感銘を受けました笑笑
プリン体の多い食品とは?
プリン体は体内で分解されて尿酸に変換される物質で、痛風の原因となる可能性があります。
痛風になったら気をつけるべき食事とはどんなものでしょうか?
内臓器官
肝臓、腎臓、心臓、舌などの内臓器官はプリン体の宝庫。私も大好きですが、気を付けなければいけませんね( ; ; )
肉類
特に赤身の肉や動物の内臓(肝臓、腎臓、など)には多くのプリン体が含まれています。
お肉大好き、しかも最近は脂身を控えて赤身を多く取っていたので、まさしく、という感じです。
食生活見直さなければいけません。
難しいですね・・・
魚介類
一部の魚にもプリン体が多く含まれています。アンチョビ、イワシ、サバなどが該当します。
サバ缶もよく食べているのでこれも痛風の原因だったんですね。反省です(^^;;
貝類
牡蠣やアサリなどの貝類もプリン体が多い食品です。
貝類は疲労回復にも良く、男性ホルモンを作るのにもってこいですが食べ過ぎは控えた方が良いでしょう。
レバー
レバーは肝臓を含む内臓器官であり、多くのプリン体を含みます。
プリン体というとレバーが代表的なイメージですが、やはりレバーは調べると調べるほどプリン体が多いと書かれています。
ビール
アルコール飲料の中でも特にビールにはプリン体が多く含まれています。
お酒のプリン体含有量
蒸留酒
ウイスキーやブランデー、焼酎などの蒸留酒はプリン体が少ないお酒と言えます。
アルコール100ml当たりの総プリン体(mg)でみてみると、ウイスキーは0.1~0.3mg、ブランデーは0.4mg、焼酎は0mgと比較的少なめです。
醸造酒
日本酒
日本酒は蒸留酒よりも少し多くアルコール100ml当たりの総プリン体(mg)は1.2~1.5mgです。
ワイン
ワインは醸造酒の中ではプリン体が少なくアルコール100ml当たりの総プリン体(mg)は0.4~1.6mgです。ちなみにワインは148mlまでは血清尿酸値を上げないと報告されています。
ビール
ビールは他のお酒と比較してもプリン体が多いお酒です。ただ、同じビールでも、地ビール・ラガービール、発泡酒でそれぞれプリン体の量は異なります。
また、ビールはただ単にプリン体が多いから注意が必要ということだけではなく、原料の酵母や麦芽に含まれるプリン体はプリン体の中でも血清尿酸値を上昇させやすいという報告があり、これが関係しているようです。
ちなみにビールのアルコール100ml当たりの総プリン体(mg)は、メーカーにもよりますが3.3~8.4mg、地ビールは4.6~16.7mgです。比較すると、地ビールの方がプリン体は多いですね。こうみるとやはり他のお酒と比べてもビールはプリン体が多いことが分かります。
ビールテイスト飲料は1.3mg、ノンアルコールビールは0.9mgと通常のビールよりは少なめですが、日本酒やワインのプリン体含有量とそこまで大きく変わりません。プリン体カットビールはその名の通り0.0~0.2mgとカットされています。
発泡酒
発泡酒のアルコール100ml当たりの総プリン体(mg)は、ビールの半分くらいで1.1~3.9mgです。
これらの食品は痛風患者や高尿酸血症の人々が摂取を注意する必要があります。ただし、全ての人にとって同じように影響があるわけではなく、個々の体質や生活環境によって異なるため、医師のアドバイスを受けることが大切です。
一体、何が食べたり飲めるのでしょうか・・・痛風でも取れる食事ってなに?あるの?
お寿司 寿司ネタを上手く選ぼう 痛風・高尿酸血症でも諦めない!
プリン体は肉類に多いと思われがちですが、魚介類にも多く含まれています。
一般的なお寿司ネタ
お寿司一人前(10貫)では、200g程度の魚介類を食すことで、約350㎎のプリン体を摂取することになります。
しかし、寿司ネタによりプリン体量は異なりますのでネタの選び方を工夫すればプリン体摂取量を減少させることが出来ます。
お寿司 10貫
マグロ
マアジ
サーモン(ニジマス)
カツオ
マイワシ
イカ
甘エビ
ワラサ(ブリ)
コハダ
カキ
お寿司 10貫のプリン体
プリン体 351 mg
低プリン体となる寿司ネタにチェンジ!!
プリン体が多く含まれる(180 mg/100 g以上)寿司ネタ
カキ・甘エビ・イカ・ブリ・コハダ
プリン体が少ない(19~140 mg/100g)寿司ネタ
タイ・ヒラメ・カズノコ・タコ
お寿司 10貫
マグロ
マアジ
タイ
ヒラメ
カニ(タラバ)
サンマ
ボイルホタテ
カズノコ
タコ
エンガワ
プリン体が多く含まれる寿司ネタ5貫をプリン体が少ない寿司ネタ5貫にチェンジすると、
お寿司一人前あたりのプリン体量(351 mg)から、236 mgへと減少させることが出来ます。
魚介類は不飽和脂肪酸の中でも、オメガ3系脂肪酸(EPAおよびDHAなど)と呼ばれる良質な油を摂取できる食品である上に調理油を使用しないため、エネルギー量は低く抑え、たん白質はしっかり摂取できます。
痛風・高尿酸血症の方にススメしたいメニューです。美味しいお寿司もネタの選択を工夫すると食べることができます。
食べ過ぎるとプリン体摂取量が増えるばかりか、酢飯に含まれる糖分や塩分の摂取量が増加してしまいますので、適量(腹八分目)を摂取するように心がけましょう。
痛風に効くツボとは?
通常の通風は足の親指の付け根に痛みが起こります。
その場合は太白(タイハク)と言われるツボがおすすめです。
太白(たいはく) 足の親指の内側からかかとへの延長線上で、親指の位置から最初にへこんでいるところが「太白」です。 足の親指の骨の付け根のすぐ下あたりです。
太白は親指の付け根の母趾中足趾節関節(MTP関節)の血流を改善するのが大切になります。
また、私のような第2趾の付け根に痛みがある場合は行間(コウカン)や太衝(タイショウ)が血流改善に役立ちます。
行間(コウカン)は足の厥陰肝経に属すツボで左右の第1外側中足指節関節の前に取穴します。 取穴としてはちょうど、足の親指と人差し指の間の水かきの親指寄りにあります。
太衝(タイショウ)は足の甲にあるツボ。 足の親指と人差し指の間から指を滑らせたときに止まるくぼみで、ちょうど親指と人差し指の骨が分岐している場所です。
一回でも通風発作が出た方や、もしかしたらと思う方は太白、行間、太衝に対してのお灸を定期的に行うことをお勧めします。
マッサージでその周りをマッサージや、ギュ〜っと指圧することももちろんおすすめです。
その他にも、足の血行を日乗的によくしたいのでタオルギャザーやお風呂の際に足の指を前後やぐるぐる回すのも良いセルフケアです。
炎症があるときは休息を
炎症があるときは運動やお灸などは控えましょう。
炎症がある際は、慎重なアプローチが重要です。運動やマッサージなどの刺激が痛みを増す可能性があります。
足に負担のない生活を心がけ、尿酸値を上げるような刺激の少ない食事を摂ることが大切です。
しっかりと医師の指示に従い、適切な治療や安静期間を守りましょう。炎症が和らぐまで無理な活動を避け、自己ケアに努めることが早期回復への鍵です。
その代わりに、痛みが落ち着いたり、日常的なセルフケアで上記に記載したツボにお灸を添えたりマッサージして、痛風が起きない身体を労り、尿酸結晶ができないように体質を改善をしていきましょう。
私もこれからつづい通風発作が起きないように、しっかりと医師との相談のもと適切な食事や運度、セルフケアを行なっていきたいと思います。
明日は我が身。決して、笑い事ではないですよ!
もう2度となりたくない(T ^ T)!
その後
3か月経過
納得のいく医師に出会えてからは痛みは治りましたが、3か月経過した今も足を大きく曲げたりするのに少し違和感を覚えます。
その後の流れとしては、医師の相談のもと、痛みがあるときは痛み止めを飲み続け、ほぼ痛みが引いてから尿酸の数値を下げるお薬を処方されました。
そして、まずは尿酸の数値(UA)が7を下回ることを目標に、高尿酸血漿のお薬(フェブキソスタット錠10mg)を朝食後一回服用する生活を21日過ごし、再受診。
そこで7を下回っていたので、ひとまずクリア。
そこで医師から治療方針の提案を2つ出されました。
一つは、お薬は飲まずに食事に気をつけ、運動を定期的に行うプラン
もう一つは、お薬を今後も飲み続けるプラン。
私は、薬は一応飲みつつ(保険的にもいざという時のために持っておきたい)運動や食事も気をつけたいと考えていましたので、今回はお薬をいただき、定期的に病院へ受診して血液検査などチェックしていくという治療方針を選びました。
お薬を飲むのが面倒、飲むのを忘れしまいがち、という人も多いと思うので、どちらが良いのかは生活スタイルや性格などにもよると思います。尿酸値が下がるのが発作が出てからの目標ですが、その後もどうするのかを考えておくのが良いと思います。
ちなみに、お薬はフェブキソスタット錠10mgを84日分処方され、そんな日数では高額になるのではと思ってドキドキしていましたが、処方箋を薬局に出して薬代は1,000円でした。私はジェネリック可でお願いしています。
セルフケアとして、お風呂でしっかり温めてから足の指の関節を大きく曲げ伸ばししたり、指の間を押したりするマッサージや、お灸を関節付近に行い、温めることを続けました。お灸は大体週2、3回。気がついたとき3壮を2セット行う感じです。マッサージはほぼ毎回3分ほど。
冷え込んだり、裸足で皿洗いなどしてると血行が悪くなっていく感じがするので、痛風は温めるのが一番だとしみじみ感じます。今のところ再発はないので今後も変化などがあればこちらに追加していこうと思います。
鍼灸の大先生から 2つの痛風のパターン
4月に鍼灸師会の総会があり先生方と会う機会があったので、痛風になってしまったと話したところ、興味深いお話を聴いてきました。臨床的な見立てとして、痛風は大きく二つのパターンがあるようです。
ひとつは、タンパク質、尿酸が発生する食事を過剰に摂りすぎてしまったパターン。
そして、もうひとつは体質的に尿酸を分解できない、分解する能力が弱いパターン。尿酸を分解する能力が弱くて、尿酸が上がる食事を食べ過ぎてしまってなることもあるようですが、大きくはこの二つの種類になるようです。
現場での臨床や様々な書籍、各先生方の研究等々で培った知識からくるものなので、詳しくはわからないのですが、興味深い話だったのでこちらに記載させていただきました。今後勉強していきたいと思います。
また、ツボに関しては太白(タイハク)や、太衝(タイショウ)、三陰交(サンインコウ)、陰陵泉(インリョウセン)に鍼や灸を行い、足周りに直接的に血行を促していくやり方がメジャーである一方で、尿酸の分解応力を高めていくよう肝経を補うようなツボである、肝経にある太衝(タイショウ)や期門(キモン)、章門(ショウモン)、腎経にある太谿(タイケイ)、脾経にある三陰交(サンインコウ)などをアプローチする良いそうです。
太谿(タイケイ)、三陰交(サンインコウ)に関して後日、ツボの場所の画像載せますので少々お待ちください。