残念ながら、遺伝的な可能性を超えて身長を大きく伸ばすエビデンスはありません。
しかし、バランスの取れた食事、定期的な運動、十分な睡眠、良い姿勢を維持することは、全体的な健康に貢献し、自信の持つ潜在身長の最大値に到達するのに役立つ可能性があります。
なぜバスケットボール選手は背が高いのか?
バスケットボール選手は、遺伝的要因とスポーツ特有の身体的要件が組み合わさって、全体的に身長が高く見えることが多い競技です。
背の高い人は、身長の点で遺伝的に有利である可能性があり、成長期に適切な栄養を摂取することでさらに有利になります。
さらに、バスケットボールのポジションでは、ディフェンダーを振り切ってシュートを打ったり、ショットをブロックする、リバウンドを取るなどのタスクを効果的にこなすために、プレーヤーに長身が求められることが多いです。
このため、背の高い人ほどバスケットボールに秀で、このスポーツでのキャリアを追求しやすいという選択バイアスが生じています。
バスケットボールでもバレーボールであっても競技をやり続けるためには成功体験が多い、勝負に勝つ可能性の高い選手、成功体験、楽しいと思える背の高い選手が多いということになります。
ジャンプ刺激は骨を縦に伸ばす
身長が伸びるのは成長期、思春期です。
思春期の成長スパートは個人差が大きく、遺伝、ホルモン、その時の全般的な健康状態に影響されます。
人間一生のうちが背が高くなりやすい時期にこの時期だという特定は難しいですが、多くの人が思春期初期から中期にかけて成長スパートを経験します。
この時期は一般的に、男子は10~16歳、女子は8~14歳の間に起こります。成長が特定の時期に限定されるのではなく、数カ月あるいは数年にわたって徐々に起こる可能性があるので個人差については注意することが重要です。
この時期にジャンプにより骨に対して上下、縦の刺激を多くすることで背を伸ばすように作用する体のメカニズムもあるようです。バレーやバスケットボール選手達が毎日ジャンプ動作をしていることは身長が伸びることにも実は繋がっているという説もあります。
姿勢を良くして背を伸ばす
良い姿勢を保つこと、背骨を整え体を伸ばすことで身長を高く見せることはできます。
ですが、実際の身長を1cm、もう1cmと永久的に伸ばすことはできません。
しかし、良い姿勢を実践することで、今ある身長を最大限に活かし、背筋を伸ばして自信に満ちた自分を演出することができるのは確かです。
そのためにマッサージで筋肉をほぐし、骨盤や肩甲骨、背骨などを矯正する必要性があります。
美しい姿勢であることは肩こり腰痛の改善につながり、客観的に見てもも美しい姿勢は好印象にも繋がります。
足が長くなるには?
脚の長さは、身長同様に遺伝的な構成と骨の成長板によって大きく左右され、成長幅は大人になるにつれて少なくなっていきます。残念ながら、成長期が過ぎてしまった脚を長くする確実な方法はありません。
しかし、ストレッチやヨガ、筋力トレーニングなど、脚の筋肉をターゲットにしたエクササイズを試すことはできます。
そして、幼少期から床で座る生活ではなくイスで過ごす生活を思春期ころの成長が止まる頃まで続けることで環境要因として足を長くすることが期待できます。
これらは、柔軟性、筋肉の緊張、全体的な姿勢を改善するのに役立ち、脚をより長く、よりはっきりと見せることができるかもしれません。
また、脚が長く見えるような服装や靴を履くことも、脚を美しく見せるのに役立ちます。
食べれば大きくなる?
食べれば大きくなるのでしょうか?
基本的に食べた食事のうちまず優先的に基礎代謝として使われ栄養が引かれ残ったものが成長と運動による消費エネルギーとして使われます。
私たちの体の中で基礎代謝量(BMR)とも呼ばれ、安静時に基本的な生理機能を維持するために必要なエネルギー量のことです。
これらの機能には、呼吸、循環、細胞生成など、生命維持に不可欠なプロセスが含まれます。
基礎代謝は通常、1日あたりのカロリーで測定され、体が機能するために必要な最低限のエネルギーを表します。
食事が少ないと基礎代謝部分でほとんど使われてしまい、部活や運動などで使用されるエネルギーも考えると成長させるための栄養も思春期では必要となってきます。そのため背を大きくするために食べるということはやはり大切になる訳です。
寝る子は育つ?
睡眠が直接身長を伸ばすわけではありません。ただし、睡眠をとることは背を伸ばすための重要なファクターで成長と発育に重要な役割を果たしている。
睡眠中、体内では成長ホルモンが分泌され、骨の成長を含む全体的な成長に寄与します。
つまり、睡眠そのものが直接身長を伸ばすわけではありませんが、成長につながるプロセスをサポートしているのです。
まとめ
遺伝がほとんどということ、身長を伸ばすにはある程度の時期があるということ、ジャンプによる縦方向の刺激を増やすということ、栄養面睡眠面が十分であるということ、このような環境やタイミングが揃うことで遺伝的なポテンシャルの持つ最大値まで大きくなるという話をさせていただきました。
大人になって背を伸ばす方法は骨盤矯正や肩甲骨の動き、マッサージして姿勢を整える、あるいは相対的に痩せたりボディメイクすることで身体を美しく見せたり背が高くなって見せる、若々しく魅せることしかできません。
成長期であったり、その前であればまだまだ背が大きくなるチャンスですね!
信じるか信じないかはあなた次第です!