杉沢はりきゅう院ブログ

冷房と肩こりの関係

冷房と肩こりの関係

エアコンは冷たく乾燥した空気を作り出すため、肩こりの原因となる可能性があります。

冷たい空気に長時間さらされると、筋肉が硬くなり、血流が制限されるため、肩こりや不快感につながります。

このような問題を防ぐためには、快適な温度を維持し、エアコンを休むことを考慮することが不可欠です。また、定期的に肩のストレッチやエクササイズを行うことで、コリをほぐし、柔軟性を高めることができます。

肩こりと自立神経のつながり

肩こり、五十肩(癒着性関節包炎)とも呼ばれる肩こりは、肩関節の痛みと可動域の減少を特徴とする症状です。肩こりと自律神経系(ANS)の関係は直接的ではありませんが、いくつかの潜在的な関連性を探ることができます。

自律神経系は、心拍数、血圧、消化、呼吸数など、様々な不随意の身体機能を調節する役割を担っています。また、自律神経系は、交感神経系と副交感神経系の2つの主要な枝から構成されています。

肩こりの主な原因は、肩関節を包む結合組織の被膜が炎症を起こして厚くなることに関係していますが、自律神経系に関連するある種の要因が、間接的にこの症状に影響を与えている可能性がありのです!

ストレスと緊張

交感神経系は、しばしば「闘争または逃走」反応と呼ばれ、ストレス時に活性化されます。慢性的なストレスは、筋肉の緊張や交感神経の活動の亢進を引き起こし、肩の緊張や不快感の原因となります。筋肉の緊張が長く続くと、長期的に肩関節に影響を及ぼす可能性があります。

血流と治癒

自律神経系は、身体の様々な部分への血流を調節する役割を担っています。十分な血流は治癒と回復に不可欠です。自律神経機能障害により血液循環に問題がある場合、炎症を起こした肩関節包の治癒過程に影響を与え、肩こりを長引かせる可能性があります。

痛みの知覚

自律神経系は、痛みの知覚方法に影響を与える可能性があります。自律神経機能の変化が、肩こりのある人の肩の痛みの知覚に影響を与えている可能性があります。

炎症

自律神経系は体内の炎症を調節する働きがあります。自律神経系の調節障害は、肩関節の局所的な炎症反応に影響を与え、肩こりの発症や持続に関与している可能性があります。

自律神経系と肩こりには何らかの関連があるかもしれませんが、五十肩の直接的な原因は肩関節包の炎症と肥厚に関係していることに注意することが重要です。
五十肩の治療は、一般的に理学療法、疼痛管理、そして場合によっては外科的介入を組み合わせて行います。
持続的な肩こりを経験している場合は、徹底的な評価と個々の状態に基づいた適切な治療法を提案できる肩こりの医療専門家に相談することをお勧めします。

自律神経と冷え

自律神経系は末梢神経系の一部で、心拍数、血圧、消化、体温など、身体の不随意機能を制御しています。大きく交感神経系と副交感神経系の2つに分けられているのは上記でも話しました。

冷えなどの寒さと自律神経系の関係は、体温調節を通じて密接に結びついており、寒暖差にさらされると、身体は様々な生理的反応を起こし、体幹温度を最適な機能のための狭い範囲内に維持しようとします。

交感神経系の反応例

交感神経はしばしば「闘争か逃走か」システムと呼ばれ、寒さに反応して「闘争か逃走か」といった興奮させる刺激反応を引き起こします。
寒さは交感神経を刺激し、熱の損失を抑えるために皮膚の血管を収縮(血管収縮)させます。これにより、皮膚表面への血流が減少し、熱が保存され、重要な臓器に送られる訳です。

副交感神経系の反応例

副交感神経は「休息と消化」反応を司どります。「リラックス」です。
身体が長時間寒さにさらされると、副交感神経は筋肉の収縮によって熱を発生させるシバリングを促進する役割も果たします。シバリングは不随意反応であり、寒冷条件下での体温上昇を助ける働きがあります。寒くなるとブルブル震えるアレのことです

自律神経系によって組織化されたこれらの反応は、寒冷環境下での体温調節に役立ちます。
しかし、冷房などの極端な寒さにさらされると、過剰に反応してしまい健康への悪影響が見られます。それが肩こりや頭痛となり自律神経系の乱れにつながります。

冷えから体を守るために

冷房などの冷えから体を守る方法として考えられるのがいくつかあります。
まずシンプルに、首に直接冷気を当てないことです。エアコンのそばや空調も極端に冷たくしないこと。そのほかにも襟がある服やタオルなどの少し首を守るだけでも変わってきます。

反対にシャワーで温めてあげることはこのタイプの肩こりに相性がいいでしょう。
緩めで良いのでしっかり数分首元を温めてあげましょう。お風呂や温泉、岩盤浴、サウナなど温めるのも同様の効果がありますので温活は夏でも行うべきです。
自律神経が乱れやすい方は首周りの冷え対策、セルフケアをしてあげると良いでしょう。

それ以外にもマッサージとして肩まわり首まわりをほぐしたり、ヘッドスパなども良いでしょう!

なぜマッサージはリラックスするの?

マッサージは、様々な生理的・心理的要因に影響を与えるため、リラクゼーション効果をもたらすことで知られていますよね。

マッサージがリラクゼーションを促進する理由をいくつか挙げてみたいと思います。

ストレスの軽減

マッサージは、コルチゾールやアドレナリンなどのストレスホルモンのレベルを下げるのに役立ちます。マッサージ中の優しくリズミカルなストロークと圧力は、「休息と消化」反応をつかさどる副交感神経系を刺激する。これは、交感神経系(「闘争または逃走」反応を司る)の影響を打ち消すのに役立ち、リラックス感をもたらす。

筋肉の緊張をほぐす

マッサージは、筋肉への血流を増加させることで、筋肉の緊張と結びつきをターゲットにする。これは筋肉の緊張を解きほぐし、痛みを伴うトリガーポイントの形成を抑えるのに役立つ。筋肉が弛緩するにつれて、これは全身に連鎖的な影響を及ぼし、全体的な平静感を促進することができる。

血流促進

マッサージは血液循環を促進し、全身の細胞や組織への酸素や栄養素の供給を促します。血行が改善されると、緊張した筋肉がほぐれ、むくみが解消され、リラクゼーションと幸福感が得られます。

エンドルフィンの放出

マッサージは、身体の自然な鎮痛剤であり、気分を高揚させるエンドルフィンの放出を刺激します。エンドルフィンは多幸感とリラックス感をもたらし、ストレスや不安を和らげるのに役立つのです。

人とのつながり

マッサージセラピストによる身体的な触れ合いと人間的なつながりは、感情的な幸福に良い影響を与える。タッチは、しばしば「愛のホルモン」と呼ばれるオキシトシンを放出し、不安や抑うつの感情を軽減するのに役立ちます。

心と体のつながり

マッサージ中の身体への集中的な注意は、身体感覚をより認識し、マインドフルネスを促進するのに役立ちます。この心と体のつながりは、精神的ストレスを軽減し、リラクゼーションを促進するのに役立ちます。

神経系の調整

マッサージは自律神経系のバランスをとる効果があり、副交感神経の優位を促します。これは心拍数の低下、血圧の低下、心身のリラックスにつながる。

睡眠の質の向上

定期的なマッサージは、不眠症を減らし、より深く回復力のある睡眠を促進することで、睡眠の質を向上させることが示されている。

マッサージに対する反応は個人差があることに注意することが重要です。人によっては、特定の手技やマッサージのスタイルが、他のものよりリラックスできると感じるかもしれないのであなた自身に合う治療院、サロンや先生との出会いが大切になってきます。

また、リラクゼーションのためにマッサージを受けることを検討している場合は、施術があなたのニーズに合わせて調整されることを保証するために、マッサージセラピストにあなたの好みや健康上の配慮を伝えるようにしてください。
せっかくのマッサージですからよりベストな時間を過ごせるように口頭での情報や要望をお伝えください。

杉沢はりきゅう院オススメコース

杉沢はりきゅう院では肩こりでお悩みのお客様がほとんどです。
そのため肩こりの程度に合わせた肩こり専門のコースを開設しております。

肩こり、首こり、頭痛であれば肩こり専門のコースがおすすめです。

肩こりはもちろんそれよりも自律神経の乱れが辛い、更年期障害かもしれないという方は自律神経トリートメントコースがオススメです!

肩こりの他にも腰まわりや全体的にケアしてほしい、鍼灸もマッサージと併用してほしい方は鍼灸マッサージコースがオススメです!