傷病例

傷病例4 ぎっくり腰その2

新しい傷病事例を書きました!

目次

傷病例 ぎっくり腰の患者様

傷病例:ぎっくり腰の患者様、匿名。女性、30代。同業者のマッサージの先生。2回職場の治療院の先生の治療を受けたが思ったように痛みが取れなかった。この先生とは面識はなかったが共通の知り合いの先生の紹介で来院された。

施術メニュー

施術メニュー:はりきゅう60分

症状:腰痛で動けない 私生活、仕事に支障が出ている

症状:腰痛、動けないため私生活、仕事に支障が出ている。

問診時でのイメージ

問診でのイメージ:腰痛は以前からあった。最近忙しいことが多く疲労が溜まってしまっていたと思う。仕事終わりに練習で同僚へマッサージをしていた際に無理な姿勢で力を入れた時にピキっとなりそのまま動けなくなった。3日前の出来事。すぐにその場で処置してもらったが激痛で、その時には鍼施術と灸の施術を行ったようだ。その後もう一度施術してもらったが痛みはあまり変わらず、歩いたり寝るのも一苦労だった。
今日はなんとか自力で来院。痛みは0〜10段階だと9程。当日に比べると歩けており痛みもやや楽なくらい。ベットに横になったり、寝返りをうつのもゆっくり痛みを誤魔化しながらだった。

施術

施術:痛みは腰の右側が中心だった。筋肉の緊張は左右両方とも強いものがあったが痛みははっきり右側のようだ。足を上げたり、体をひねったりするのも痛みが出る状態。うつ伏せにはなれないようだったので横向きで施術を行った。
最初にマッサージを試みたが激痛で、腰が抜けるような感覚があるとのことで途中で中止した。その後は鍼施術を行った。まず手始めに鍼施術の中でも経絡に沿ってツボを選び施術する遠隔治療を用いて痛みを取ろうと試みた。使用したツボは脳戸、京門、帯脈、L5華佗穴、完骨。しかし、この施術では痛みは変わらなかった。
次に遠隔ではなく緊張している筋肉を直接ほぐすことを意識した局所の鍼施術を行った。脊柱起立筋、腰方形筋、中臀筋、大臀筋、腸腰筋を主に狙ったものである。今度は痛みが軽減してきたとのことだったので同じように反対側も行った。触診してみても緩んできている感覚があった。この時の寝返りも来院時に比べスムーズになっていた。反対側の左側の施術終えた後にタッチアップ(ダメ押し)として座位でL5華佗穴(脊柱起立筋)、帯脈、腰方形筋への鍼施術、置鍼を行った。使用した鍼は3番鍼50mmともう一つは忘れてしまったがその時に治療院にあった一番長い鍼5番か7番の鍼を使用した。

施術後の反応

施術後の反応:立ってもらったところ痛みがなく立つことができて足踏みをしても動かすのがスムーズに楽になっていた。無理して仕事をしそうだったのでほどほどにと忠告しておいた。施術後の痛みは万全とはいかないまでも微かに痛みが奥に残っており、0〜10段階の2割ほどとのことだった。

その後

その後:4ヶ月後にセミナーでたまたま今回の患者様にお会いしたのでその後どうだったか聞く機会があった。施術当日は痛みが取れてとても嬉しかったようだ。正直少しは痛みも残るだろうなと想像していたが思いのほか楽になったそうだ。一晩寝て翌日になったらほとんど痛みはなくなりその後一週間ほどで違和感もなくなったそうだ。その後再発もしてないとのこと。

その他

今回はたまたま同業の先生とのことで了承を得たうえでぎっくり腰にはマッサージ、鍼施術遠隔or局所でどれがいいのかやや実験的に行った。結果、まずは局所の緊張を緩めることが効果を実感できその後の細かいケアとして数日後からはマッサージや鍼施術でも遠隔のツボをつかい遠回りにアプローチする方が即効性があり、その後も疼痛コントロールできて継続的に痛みを抑えることができるので良いのではないかと個人的に推測する。
その時の施術では筋膜リリース(メディセル)、カッピングの機器はその治療院内になかったので使用はしていない。