易について

八卦一欄表と基本的な易の意味について

易の基礎八卦一覧表

八卦一覧表

上卦
天(乾)

沢(兌)

火(離)

雷(震)

風(巽)

水(坎)

山(艮)

地(坤)


天(乾)

乾為天
天(乾)
天(乾)
沢天夬
沢(兌)
天(乾)
火天大有
火(離)
天(乾)
雷天大壮
雷(震)
天(乾)
風天小畜
風(巽)
天(乾)
水天需
水(坎)
天(乾)
山天大畜
山(艮)
天(乾)
地天泰
地(坤)
天(乾)
沢(兌)

天沢履
天(乾)
沢(兌)
兌為沢
沢(兌)
沢(兌)
火沢睽
火(離)
沢(兌)
雷沢帰妹
雷(震)
沢(兌)
風沢中孚
風(巽)
沢(兌)
水沢節
水(坎)
沢(兌)
山沢損
山(艮)
沢(兌)
地沢臨
地(坤)
沢(兌)
火(離)

天火同人
天(乾)
火(離)
沢火革
沢(兌)
火(離)
離為火
火(離)
火(離)
雷火豊
雷(震)
火(離)
風火家人
風(巽)
火(離)
水火既済
水(坎)
火(離)
山火賁
山(艮)
火(離)
地火明夷
地(坤)
火(離)
雷(震)

天雷无妄
天(乾)
雷(震)
沢雷随
沢(兌)
雷(震)
火雷噬盍
火(離)
雷(震)
震為雷
雷(震)
雷(震)
風雷益
風(巽)
雷(震)
水雷屯
水(坎)
雷(震)
山雷頤
山(艮)
雷(震)
地雷復
地(坤)
雷(震)
風(巽)

天風姤
天(乾)
風(巽)
沢風大過
沢(兌)
風(巽)
火風鼎
火(離)
風(巽)
雷風恒
雷(震)
風(巽)
巽為風
風(巽)
風(巽)
水風井
水(坎)
風(巽)
山風蠱
山(艮)
風(巽)
地風升
地(坤)
風(巽)
水(坎)

天水訟
天(乾)
水(坎)
沢水困
沢(兌)
水(坎)
火水未済
火(離)
水(坎)
雷水解
雷(震)
水(坎)
風水渙
風(巽)
水(坎)
坎為水
水(坎)
水(坎)
山水蒙
山(艮)
水(坎)
地水師
地(坤)
水(坎)
山(艮)

天山遯
天(乾)
山(艮)
沢山咸
沢(兌)
山(艮)
火山旅
火(離)
山(艮)
雷山小過
雷(震)
山(艮)
風山漸
風(巽)
山(艮)
水山蹇
水(坎)
山(艮)
艮為山
山(艮)
山(艮)
地山謙
地(坤)
山(艮)
地(坤)

天地否
天(乾)
地(坤)
沢地萃
沢(兌)
地(坤)
火地晋
火(離)
地(坤)
雷地豫
雷(震)
地(坤)
風地観
風(巽)
地(坤)
水地比
水(坎)
地(坤)
山地剝
山(艮)
地(坤)
坤為地
地(坤)
地(坤)

易の基本の卦

 

「卦」は特定の瞬間の様相を象徴し、人生のありふれた瞬間を予示します。

易経は陰と陽の組み合わせた「8卦×8卦」で構成されたで「64の卦」で表されます。

1・乾(けん) 天

2・兌(だ)  沢

3・離(り)  火

4・震(しん) 雷

5・巽(そん) 風

6・坎(かん) 水

7・艮(ごん) 山

8・坤(こん) 地

これを覚えるために、それぞれの卦に関連付けられた属性や象徴的な要素を考え、視覚的なイメージや物事と結びつけることが役立ちます。
また、八卦の配置が「先天八卦」と「後天八卦」に分かれていることも覚えておくと良いでしょう。

基礎知識

● 陽(―)と陰(–)の二種類の「爻(こう)」を六つ重ねたものを「卦(か)」と呼び、六十四の卦があります。

● 卦において爻は、下から順に「初爻」「二爻」「三爻」「四爻」「五爻」「上爻」と呼びます。

● 一つの卦は、上の三つの爻のかたまりと、下の三つの爻のかたまりが重なってできています。

● 三つの爻のかたまりは、陰陽の重ね方によって、「天」「沢」「火」「雷」「風」「水」「山」「地」の八種類があります。

卦の構成

この図の卦は、上三つが陰・陽・陽で「沢」、下三つが陽・陰・陽で「火」なので、『沢火革』となります。

八卦(はっけ)

古代中国では自然界を8つに分けたものを「八卦」と呼んでいました。

八卦の3つの爻は、陽と陰のさまざまな組み合わせから成ります。

 

「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」

(けん・だ・り・しん・そん・かん・ごん・こん)

 

「天・沢・火・雷・風・水・山・地」

(てん・たく・か・らい・ふう・すい・さん・ち)

 

それぞれに方位(八方位と呼ぶ)があり、1年間の季節の循環を表しています。

「北・北東・東・南東・南・南西・西・北西」

1・ 乾(けん)天(てん)

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「尊く純粋で堅固なものを表す」

 

乾は3つの爻がすべて陽の「三陽爻」で、純粋な陽の気に満ちた卦です。

正象を「天」とすることから尊い人や物、太陽など高いところにあるもの、大きいもの、広いものを意味します。

 

【象意】剛健、健全、神仏、高貴、精神、純粋、完全、円満

【人物】父、夫、聖人、君主、社長、上司、男性、老父

【人体部位】頭、首、肺、骨

【物象】貴金属、鉱物、貨幣、高級品、乗り物、機械、時計

【場所】首都、官庁、神社仏閣、競技場

 

イメージ・キーワード

乾(けん)は「天」を表す。

3本線がすべて陽で、万物の根源となる霊を象徴している。

 

「強さ、力、創造、権威、時間、持続、非物質性」

 

西北

幽闔門(ゆうともん)を意味する、季節は晩秋から初冬

 

2・兌(だ)沢(たく)

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「会話と飲食で人と和み、喜ぶ」

 

兌は2つの陽の上に1つの陰が乗る「一陰二陽爻」で、悦の字の「忄」を取ると兌の字になることから愉悦を表します。

また、字の中に「口」があるため会話や飲食、兌換紙幣の兌であることから金銭も表します。

頭の陰は中央が空いているので欠けたものや不足していることも意味。

 

【象意】口、飲食、恋愛、会話、不足

【人物】少女、恋人、歯科医

【人体部位】口、歯、肺

【物象】貨幣、刃物、装身具

【場所】沢、湿地帯、飲食店

 

イメージ・キーワード

兌(だ)は「沢」を表す。

下部に塊があるが、表面は開いている図象で、月を映す水のように見える。

 

「開放、楽しみ、満足、過剰、浮揚、軽さ、喜び、注視、直感的想像力、不安定」

 

西

闔門(しょうこうもん)を意味する、季節は秋

3・離(り)火(か)

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「闇を照らして物事を明らかにする」

 

離は2つの陽が1つの陰を包む「二陽一陰爻」で、火を正象とします。

離は明智や目で見る物を表し、美の象徴として芸術に関する事柄も意味。

さらには火は延焼したり消えたりすることから付着と離別も表します。

 

【象意】太陽、文明、芸術、学問、精神、名誉

【人物】中年女性、美人、裁判官、感情的な人

【人体部位】目、心臓、頭部、血液

【物象】眼鏡、本、書類、絵画、写真、カメラ、鏡、薬品

【場所】美術館、劇場、図書館

 

イメージ・キーワード

離(り)は「火」を表す。

外側はしっかりとした形を持っているが、内部はうつろになっている炎のイメージを持つ。

 

「啓発、知性、依存、付属、聡明、定型、明瞭、区別、ロゴス、太陽の力」

 

暑門を意味する、季節は夏

 

4・震(しん)雷(らい)

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「 奮い立って勢い良く前進する」

 

震は2つの陰の下に1つの陽がある「二陰一陽爻」で、足元から陽の気が勢いよく上がってくる状態を示し、足が速い、奮い立つなどを表します。

また、正象が雷であることから騒がしいさも意味。

ただし音が大きいわりに実体がないため、虚言や妄言なども表します。

 

【象意】地震、スピード、騒動

【人物】長男、青年、発起人、アナウンサー

【人体部位】肝臓、神経、声帯、足

【物象】音の出るもの、靴、新製品

【場所】騒がしいところ

 

イメージ・キーワード

震(しん)は「雷」を表す。

図象は堅実で力強い上昇力を示しており、その力は害を及ぼすことなく四散する。

 

「奮起、動き、活発、成長、天変地異、興奮、推進、刺激、意欲、衝動、生命力」

 

開明門を意味する、季節は春あたり

 

5・巽(そん)風(ふう)

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「主体性はないが柔軟に人と交流する」

 

巽は、3つの陽の乾(天)に1つの陰が入り込んだ「二陽一陰爻」で、正象は風です。

風はわずかな隙間にも入り込むため、外交、貿易、通信などを、人との交流で縁が生じることから結婚を意味します。

風には主体性がありませんから優柔不断という意味も。

 

【象意】伏入、流動、信用、社交、優柔不断、臭気

【人物】長女、旅行者、スパイ

【人体部位】肝臓、呼吸器、腸、股、髪

【物象】扇、飛行機、香水

【場所】港、飛行場、遠方

 

イメージ・キーワード

巽(そん)は「風」を表す。

根はないが、地に強い力をもたらす。

 

「ささやかな努力、穏やかな効果、仕事、柔軟性、浸透、感受性、応答、直感、同化、普及」

 

東南

陽門を意味する、東のパワーと南のパワーを併せ持つ強い方位

 

6・坎(かん)水(すい)

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「辛抱強く困難に耐える」

 

坎は、土が凹んだ穴を象とする「一陽二陰爻」で、正象は水です。

水の象意の1つが暗闇で、暗闇を歩く人は穴が見えず落ちてしまうことから、落ち込む、困難、障害などを意味します。

水や闇から派生して夜、冬、流動的なものも表します。

 

【象意】陥る、水、暗闇、困難、冷静、忍耐

【人物】中年男性、目下、子供、盗賊

【人体部位】耳、腎臓、泌尿器、子宮

【物象】水、液体、海産物

【場所】水に関するところ、地下室、寝室

 

イメージ・キーワード

坎(かん)は「水」を表す。

透明かつ開放的にみえるが、真ん中に実態がある。

 

「神秘、深淵、意味深長、危険、困難、暗黒、無定形、疑念、感情、エロス、月の力」

 

寒門を意味する、季節は冬

 

7・艮(ごん)山(さん)

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「山のようにどっしり構えて動かない」

 

艮は土を表す2つの陰を1つの陽が押さえる象の「一陽二陰爻」で、正象は山です。

上に一陽があるので二陰は先に進めません。

そのため静止を意味します。

また、山はどっしり構えることから、高尚なもの、立ちはだかるもの(障害物)も表します。

 

【象意】静止、高尚、頑固、障害、篤実、蓄積、遅延

【人物】少年、相続人、親族

【人体部位】背、腰、鼻、関節

【物象】不動産、家、仏壇神棚、机

【場所】山、高層ビル、階段、倉庫

 

イメージ・キーワード

艮(ごん)は「山」を表す。

箱の中の空間のイメージであり、下の地の押し上げる力を堅固な表面が抑えている。

 

「静止、休息、瞑想、平穏、堅実、不動、重さ、集中」

 

東北

蒼門を意味する

 

8・坤(こん)地(ち)

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「母のようにすべてを受容し、育む」

 

坤は3つの爻がすべて陰の「三陰爻」で、純粋な陰の気に満ち、正象は三陽爻である乾の「天」に対応する「地」です。

地は万物を育てる母を象徴するため、母性的なもの、育成するものを表し、さらに乾が表す積極的に対する消極性を意味します。

 

【象意】大地、母性、育成、従順、受容、勤勉

【人物】母、妻、女性一般、大衆

【人体部位】腹部、胃腸、皮膚、肉

【物象】土製品、布製品、家具、日用品、古い物

【場所】農村、故郷、下町

 

イメージ・キーワード

坤(こん)は「地」を表す。

3本線はすべて陰で、中央を開いて天の恵みを受け入れる姿は、あたかも土壌が太陽や雨から栄養を受け取るかのようである。

 

「譲歩、受容、消極、降伏、空間、拡張、物質性」

 

西南

白門を意味する、季節は晩夏から初秋

上経

1・乾為天(けんいてん)

「健」

現在(流れ) 励む、努力

未来(目標) 習慣的に

 

陽のエネルギーは天地を動かす。

驕るな。自重せよ。

 

2・坤為地(こんいち)

「包容」

現在(流れ) 愛

未来(目標) 育てる

 

大地の力が万物を育む。

深く根を張れ、包み込め。

 

3・水雷屯(すいらいちゅん)

「難」

現在(流れ) 若葉

未来(目標) 成長し続ける

 

生みの苦しみから喜びが生まれる。

焦るな。心してその一歩を踏み出せ。

 

4・山水蒙(さんすいもう)

「啓」

現在(流れ) 初心(幼学)

未来(目標) 勉学に励む

 

霧の中の一歩が命取りに。

学びの力が霧を晴らす。

 

5・水天需(すいてんじゅ)

「待つ」

現在(流れ) 真心を持って

未来(目標) 至福に

 

すべての物事には天の時あり。

その瞬間まで心を落ち着かせて待て。

 

6・天水訟(てんすいしょう)

「計」

現在(流れ) 大局でとらえる

未来(目標) 中正に

 

争いに利あらず。

己の無知と我欲が無益な争いを生むと知れ。

 

7・地水師(ちすいし)

「憂い」

現在(流れ) 感性

未来(目標) 磨く

 

いかなる強大な敵も、意を尽くせば必ず勝機あり。

ひるむな。勇気を持て。

 

8・水地比(すいちひ)

「和」

現在(流れ) 親しむ

未来(目標) 住み分けに

 

心のつながりが奇跡を起こす。

愛するものから喜びが生まれる。

 

9・風天小畜(ふうてんしょうちく)

「滞」

現在(流れ) コツコツと

未来(目標) 貯蓄

 

あらゆる事の成否は十分な準備にかかっている。

見切り発車はすべてを失う。

 

10・天沢履(てんたくり)

「道」

現在(流れ) 謙虚に

未来(目標) より謙虚に

 

虎穴に入らずんば虎児を得ず。

震えるままの心のまま、勇気を持って突き進め。

 

11・地天泰(ちてんたい)

「安」

現在(流れ) 大事を取る

未来(目標) 小事を捨てる

 

泰然なる運命の喜びの心で受け止めよ。

あくまでもゆるやかに。

 

12・天地否(てんちひ)

「清貧」

現在(流れ) 細事を置く

未来(目標) 大事に絞る

 

人生、否なることは当たり前。

大いに忍べ。苦しみから学べ。

 

13・天火同人(てんかどうじん)

「親」

現在(流れ) 顔触れあって

未来(目標) 目的意識に

 

志を同じくする者が集まれば、いかなる不可も可能になる。

高貴なる旗のもとに集え。

 

14・火天大有(かてんたいゆう)

「至善」

現在(流れ) 無限の知を感じて

未来(目標) 強運に

 

日輪天に輝く。しかれども光強ければ、影も濃い。

心して事に当たれ。慢心するな。

 

15・地山謙(ちざんけん)

「底力」

現在(流れ) 控え目に

未来(目標) 底力に変えて

 

謙虚さこそ金。

その心の美しさに人と情報が集まる。

 

16・雷地予(らいちよ)

「信」

現在(流れ) ゆとりを持って

未来(目標) 事前の振る舞いに

 

結果はプロセスの集積。

心を込めて準備せよ。プロセスを楽しめ。

 

17・沢雷隨(たくらいずい)

「素直」

現在(流れ) 従順に

未来(目標) 誠意をもって

 

天地を貫く運命の大河の声なき声に従え。

その大河があなたを大海に導く。

 

18・山風蠱(さんぷうこ)

「正す」

現在(流れ) 色々と湧く虫を

未来(目標) 仕事の虫へ

 

混乱と混沌は、速やかに整理せよ。

頭の中に虫がわいている。

 

19・地沢臨(ちたくりん)

「隆運」

現在(流れ) 求め、近付く

未来(目標) 叶う

 

鳥のように天空から実相をつかめ。

どうでもよいことに心を煩わせるな。

 

20・風地観(ふうちかん)

「見直す」

現在(流れ) 知識欲を持って

未来(目標) 自立へ

 

深く強く長く本質を見つめよ。

思い込みから離れよ。形にとらわれるな。

 

21・火雷噬嗑(からいぜいごう)

「障害」

現在(流れ) 三思九思を味わい

未来(目標) 良き習慣へ

 

困難をぎしぎしと己の歯で噛み砕け。

困難の克服に人生の喜びあり。

 

22・山火賁(さんかひ)

「美醜」

現在(流れ) 内外のバランスを見て

未来(目標) 中味を重きに

 

人から見られる外面を飾ることを軽んじるな。

しかれども見栄や虚飾は身を滅ぼす。

 

23・山地剥(さんちはく)

「忍耐」

現在(流れ) 陰強し

未来(目標) 目標をもって

 

甘い考えと我欲はすべてを失うもと。

素直な心で真実を見つめよ。

 

24・地雷復(ちらいふく)

「開運」

現在(流れ) 己を信じて

未来(目標) 他と共に

 

人生、夜が来ても必ず朝が来る。

チャンスは何度でも訪れる。その兆しを大切に。

 

25・天雷无妄(てんらいむもう)

「素」

現在(流れ) 体力作り

未来(目標) 生き方つくりへ

 

天の声を聞け。人生、ベストタイミングでベストな事が起こる。

運命に安心して身を委ねよ。

 

26・山天大畜(さんてんたいちく)

「考」

現在(流れ) 要を知って

未来(目標) 一点に絞る

 

あなたの中に眠る内なるパワーを磨け。

誰にも負けない取り組みが大成功をもたらす。

 

27・山雷頤(さんらいい)

「実力」

現在(流れ) レベルの向上を

未来(目標) 口害注意

 

人生にとって大切なことは「食べること」と「健康」、そして意義深い「言葉」。

 

28・沢風大過(たくふうたいか)

「加重」

現在(流れ) 身は軽く

未来(目標) 重ならないように

 

高望みは人生に対する無責任。

分を守れ。目標の一里塚に心を定めよ。

 

29・坎為水(かんいすい)

「学習」

現在(流れ) 重難を

未来(目標) 小難に

 

水に溺れる、すなわち命の危機。

水が引くまで待て。そして水の苦しみを受け止めよ。

 

30・離為火(りいか)

「情熱」

現在(流れ) 明るく

未来(目標) あまねく明るく

 

情熱の炎が人生を動かす。

そして、その炎の正しい燃やし方に道がある。

 

下経(げきょう)31~64

31・沢山咸(たくさんかん)

「家庭」

現在(流れ) 純心

未来(目標) 教化に

 

人生すべては「感じる」ことから始まり「感じること」で終わる。

自らの直感を大切に。

 

32・雷風恒(らいふうこう)

「財」

現在(流れ) 才能

未来(目標) 持続

 

凡庸な反復が、やがて大きな質的転換をもたらす。

倦まず、たゆまず、やり続けよ。

 

33・天山遯(てんざんとん)

「退却」

現在(流れ) 早めに引く

未来(目標) 次の手を

 

人生逃げるが勝ちのこともある。

足し算ばかりが人生ではない。引き算も人生を輝かす。

 

34・雷天大壮(らいてんたいそう)

「大きな運」

現在(流れ) 礼あれば吉

未来(目標) 無ければ三流

 

成功への信念が大きな福徳を生む。

その福徳を分かち合え。

 

35・火地晋(かちしん)

「進歩」

現在(流れ) エネルギーに満ち

未来(目標) 運気アップ

 

大きなターニングポイントが目の前に。

さなぎが蝶になるように。つぼみが花を咲かせるように。

 

36・地火明夷(ちかめいい)

「不遇」

現在(流れ) 次の好機を窺いながら

未来(目標) 心の明を持つ

 

暗闇の中では無闇に動くな。

そのうち目が慣れる。ゆっくりと一歩を踏みだせ。

 

37・風火家人(ふうかかじん)

「責務」

現在(流れ) 直感感性

未来(目標) 原則守り、柔軟に

 

まず、内を固めよ。

強い内実なくして大きな成果は生まれない。

 

38・火沢睽(かたくけい)

「建前」

現在(流れ) バラバラから

未来(目標) そこそこの両立を

 

反目、争いはお互いの無理解から生じる。

敵対するものの声を聞け。そこに解決の糸口あり。

 

39・水山蹇(すいざんけん)

「修正」

現在(流れ) 進退の難

未来(目標) 正しい取り組みを

 

手足がかじかんでいるときに暖をとれ。

英気を養え。まずは命にエネルギーを。

 

40・雷水解(らいすいかい)

「許す」

現在(流れ) 気運上昇

未来(目標) 過信を避ける

 

その問題は解決の時を待っている。

しかし、何かの別れの時でもある。

 

41・山沢損(さんたくそん)

「減」

現在(流れ) 今は損

未来(目標) 満ちる日も

 

損して得取れ。

損するときにも、そこには財宝が積まれていく。

 

42・風雷益(ふうらいえき)

「好機」

現在(流れ) 善を見て

未来(目標) スピード感で

 

富をバカにしてはいけない。

物質的豊かさの中にも喜びを見出せ。

 

43・沢天夬(たくてんかい)

「決める」

現在(流れ) 変わり目

未来(目標) 与えるを念頭に

 

今が決断の時。迷いは甘さである。勇気を持て。

何もしなければ何事も解決しない。

 

44・天風姤(てんぷうこう)

「出会い」

現在(流れ) 美醜を超えて

未来(目標) 新しい発展に

 

人生の幸運、幸福とは人との縁から生じる。

縁を大切に。されど甘い誘いには要注意。

 

45・沢地萃(たくちすい)

「集まる」

現在(流れ) 自分律を持って

未来(目標) 磨き、迫力を

 

人が集まれば喜びが生まれる。

しかし、その集まりは内実が伴ったものでなければならない。

 

46・地風升(ちふうしょう)

「若葉」

現在(流れ) 地道でも着々と

未来(目標) 開運兆しあり

 

天高く舞い上がれ。風に集まれ。

しかし、空を飛ぶことはあくまでも自力が基本である。

 

47・沢水困(たくすいこん)

「困」

現在(流れ) あせらずに

未来(目標) 天祐を待つ ※天の助け、加護

 

「困」とはあなたの心に巣食うとらわれの幻影である。

困は困にあらず。

 

48・水風井(すいふうせい)

「日常」

現在(流れ) 井は才能

未来(目標) 繰り返し汲む努力

 

人生には井戸で水を汲むように永遠に命を養う重要なことがある。

ひっそりと、しかし確実に。

 

49・沢火革(たくかかく)

「革新」

現在(流れ) 自己改革

未来(目標) 一歩出る

 

牢獄も3日入れば慣れる。その慣れが人生を台無しにする。

行動の中に証あり。

 

50・火風鼎(かふうてい)

「改善」

現在(流れ) 知恵、アイデア

未来(目標) 和で包む

 

「強力な絆」「高い志」、そして「アイデアの融合」。

それらが時代の扉を開く。

 

51・震為雷(しんいらい)

「害なし」

現在(流れ) 元気いっぱい

未来(目標) やはり元気で

 

雷は人を驚かす。

しかし、雷がいくら鳴っても心を定めていれば、平常心を保つことができる。

 

52・艮為山(ごんいさん)

「停止」

現在(流れ) 山また山

未来(目標) ゼロに戻して

 

人生、山また山。危機に際して動かないことも肝要である。

ただ、山での一歩一歩が大業をなす。

 

53・風山漸(ふうざんぜん)

「運の波」

現在(流れ) 運に好かれる

未来(目標) 一歩、一歩

 

ゆるやかに進むものははるか遠くまで行く。

ゆっくりさをあなどるな。そしてその道を楽しめ。

 

54・雷沢帰妹(らいたくきまい)

「ズレ」

現在(流れ) 初動が善を心得て

未来(目標) 見直し

 

ボタンを掛け違うと物事は動かない。

今一度原点に立ちかえれ。

 

55・雷火豊(らいかほう)

「盛衰」

現在(流れ) 度の八分を目安に

未来(目標) 本来の味を誇示

 

物質的な豊かさに心をとらわれるな。

その豊かさを人と分かち合う心を持て。

 

56・火山旅(かざんりょ)

「移る」

現在(流れ) 学問と孤独

未来(目標) 楽しく、他聞に学ぶ

 

孤独の魂に人生の真実を見る。

孤独を恐れるな。

 

57・巽為風(そんいふう)

「柔軟」

現在(流れ) 障害を避ける

未来(目標) 時勢と質を知る

 

風に身を任せ、風の中の声を聞き、ときに揺らぐ。

やがてあるべきところに定まる。

 

58・兌為沢(だいたく)

「喜び」

現在(流れ) 小事は吉

未来(目標) よく遊び、よく学び

 

人生の喜びは心通じる会話から生まれる。

語れ、愛せよ。喜びを満たせ。

 

59・風水渙(ふうすいかん)

「利損」

現在(流れ) 不運、幸運の変化

未来(目標) 掴み方を学び知る

 

「水に流す」とは物事が解決すること。

しかし、ときに大切なものもともに流れる場合もある。

 

60・水沢節(すいたくせつ)

「節度」

現在(流れ) 間を楽しむ

未来(目標) ほどよく楽しむ

 

一節一節が人生を刻む。

節のない人生はおもしろくない。この一歩を大切に。

 

61・風沢中孚(ふうたくちゅうふ)

「真心」

現在(流れ) 貫くことでお土産が

未来(目標) 相思、相愛生ず

 

すべてに優先するのは真心である。

至誠にして動かざるもの未だこれなし。

 

62・雷山小過(らいざんしょうか)

「気苦労」

現在(流れ) 大したことはない

未来(目標) 中正なれば尚良し

 

ときに人生のアクセルを踏み込め。心のリミッターを外せ。

しかれども、過失はすみやかに除去せよ。

 

63・水火既済(すいかきせい)

「整う」

現在(流れ) 流れは維持こそ全て

未来(目標) 油断せず

 

いよいよ事の成就の時。喜びの時である。

しかし、ひとつの事の成就は次の始まりでなければならない。

 

64・火水未済(かすいびせい)

「中庸」

現在(流れ) 流れは未完成を楽しむ

未来(目標) 半開きを美しさと

 

天地始終なし。人生にもこれでよしということはない。

万物は流転する。この一点にとどまるな。