私はこれまで、優しい刺激、低刺激の施術を行ってきました。

これでも効くんだな、という実体験もあれば、なかなか効かないということもあります。そうやって試行錯誤してきました。

特に、人と馴染みやすい金属と言われる金や銀を使って、触れるだけの刺さない鍼治療を行ってきました。

その中で、だんだんと「もっと違うものでもいいんじゃないか」と思うようになりました。

そこで使ってみたのが、私が好きな翡翠です。

翡翠カッサで体を流れを整い、自律神経のバランスを調整します。

実際に使ってみると、これがなかなか良かった。

そこから、翡翠を使った経絡治療やかっさを施術に取り入れるようになりました。

低刺激でも変化がある

同じマッサージの力でも、それで緩む人もいれば、逆に緊張する人もいます。

とても強い力でマッサージしないとほぐれない人もいれば、極小さな力でほぐれる人もいます。

その人、その人で合う刺激があるんだと思います。

敏感な人、繊細な人には、低刺激の方がかえって合うことも大いにあります。

私自身、施術をしていて、

「強くやらないと効かない」ということに疑問を持つようになりました。

もちろん、強い刺激が合う人もいます。

でも、身体に力が入っている人に、さらに強い刺激を入れたら、逆に身体が緊張してしまうこともあります。

だから、その人に合う刺激を探す。

それが私の施術の一つの考え方になっています。

かっさについて

韓国では「かっさ」と呼ばれる健康法があります。道具を使って身体を擦ることで、身体を刺激していく方法です。
日本にも、昔から身体を擦る健康法があります。

私は以前、かっさに対して少し懐疑的でした。

強く擦れば、肌が傷つくこともあります。
血管やリンパ、筋肉などに負担をかけてしまう可能性もある。
だから、ただ強く擦ればいいというものではないと思っています。

でも、それを行わない。

強く擦らない。

その日の身体の状態を見ながら、必要なところに必要な刺激だけを入れる。

そう考えると、かっさには非常に面白いところがあります。

経絡への刺激

東洋医学では、身体には経絡があり、その上に経穴、いわゆるツボがあると考えます。

経穴は身体のごく浅いところにあるものもあります。

だから、何も深く刺したり、強く押したりしなくても、カッサや翡翠のようなものを使って刺激することで、経絡の滞りをなくしていくという考え方もできます。

実際に施術をしていると、

「こんなに軽く触っているだけなのに、変わるんだな」

と思うことがあります。

これが低刺激の面白いところです。

ソマチットについて

もう一つ、私が興味を持っているものがあります。

それが「ソマチット」です。

ソマチットについては、まだ私自身もよく分からないところがあります。

身体の中にあるものとして、ソマチットを活性化することが身体全体の活力につながるのではないか。それは摩擦などの擦る刺激でも活性化する。

私はそんなふうに考えています。

昔はよく分からない、ゴミのような不純物として考えられていたものが、少しずつ研究や議論の対象になってきています。

もちろん、ここはまだ私自身が勉強しながら考えているところです。

ただ、身体を擦ることや、適度な刺激を与えることによって、身体そのものを元気にする。

そういう考え方には、私は興味があります。

強く揉むことだけが身体への刺激ではない。

身体にちょうどいい刺激を与える。

その一つとして、かっさや翡翠を使った施術を考えています。

なぜ翡翠を使うのか

これまでは金や銀を使ってきました。

古来の鍼は、現在のようなステンレス製の鍼ではなく、金や銀が使われていました。

私は、金や銀は身体に馴染みやすい金属なのだと考えて、触れるだけの鍼に使ってきました。

でも、あるとき、

「そもそも金属でなくてもいいんじゃないか」

と思いました。

そこで、もともと私が好きだった石を使ってみました。

それが翡翠です。

翡翠カッサで体を流れを整い、自律神経のバランスを調整します。

使ってみると、これが良かった。

金属アレルギーの心配もありませんし、石としての硬さもあります。

そして何より、翡翠そのものに昔からいろいろな意味が込められてきました。

そういうものも含めて、施術に使ってみたいと思いました。

翡翠の石の意味

翡翠は昔から、いろいろな意味を持つ石として大切にされてきました。

長寿、健やかで長い人生、幸福、穏やかで満ち足りた日々、安定、心の落ち着きや、人間関係の調和。

また、古代から災いや不運、ネガティブなものから身を守る「奇跡の石」として、魔除けや護符にも使われてきました。

中国では、儒教の「仁・義・礼・智・信」という五つの徳を備えた石とも考えられています。

私はこういう石の意味も好きです。

単なる道具として使うのではなく、

「なぜこの石を使うのか」

というところまで考えて施術したいと思っています。

翡翠の色とチャクラ

翡翠の色は、緑だけではありません。水色や青、濃い青など、いろいろな色があります。

私はその色を選ぶときに、チャクラの考え方も参考にしています。

例えば、

第四チャクラ(ハート)

胸の中央。色は緑。

無条件の愛、調和、人間関係、癒やしなど。

第五チャクラ(スロート)

喉。色は青や水色。

自己表現、コミュニケーション、言葉など。

第六チャクラ(サードアイ)

眉間、額。色は藍色、ロイヤルブルー。

直感、洞察力、第六感、知恵など。

これは私が施術をするときの一つの考え方です。

その方のつらい場所や、その日の状態を見ながら、こうした色との関係も考えて使っています。

日本人と翡翠

何より、翡翠は日本でも非常に古くから大切にされてきた石です。

縄文時代の遺跡からも、翡翠の勾玉などがたくさん出土しています。特に新潟県の糸魚川周辺は、古くから翡翠の産地として知られています。

翡翠はとても硬い石です。それに穴を開けて、勾玉などの形にする。今のような道具がない時代に、どれだけの時間をかけて作ったのだろうと思います。

それでも昔の人は、翡翠を身につけていました。
今でいう結婚指輪のようなものだったのかもしれません。長い年月をかけて穴を開け、身につけるものにする。
そこには、昔の人の思いや願いがあったのだと思います。

日本各地の縄文時代の遺跡から翡翠が見つかることを考えると、

「いったいどうやって、こんな遠くまで運んだんだろう」とも思います。

そういう長い時間の中で、日本人が大切にしてきた石だということにも、私は何か惹かれるものがあります。

翡翠と経絡治療、かっさ

こうしたいろいろなことを考えていくと、

低刺激の施術。

経絡への刺激。

かっさ。

そして、昔から大切にされてきた翡翠。

これらは、私の中ではちょうどよくつながってきました。

もちろん、翡翠だから誰にでも合うということではありません。

強い刺激が合う人もいれば、弱い刺激が合う人もいます。

金が合う人、銀が合う人、鍼が合う人、かっさが合う人。

いろいろです。

だからこそ、その人の身体を見ながら、その人に合う刺激を探していく。

そのための道具の一つとして、私は翡翠を使っています。

これまで低刺激の施術を続けてきた中で、

「こんなに弱い刺激でも身体は変わるんだな」

という経験を何度もしてきました。

翡翠を使った経絡治療やかっさも、その試行錯誤の中から生まれた施術の一つです。

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