耳つぼで考えるダイエット

「ダイエット」と一言でいっても、体重が増える理由は人によって違います。

食べる量が多い方、むくみやすい方、ストレスや緊張で食欲が変化する方など、同じ「痩せたい」という悩みでも、身体の状態は同じではありません。

耳つぼでは、こうした身体の状態を東洋医学の考え方から見て、刺激するポイントを考えていきます。

ここでは、ダイエットに関連して考えられる代表的な3つのタイプをご紹介します。

※ここで紹介する分類は東洋医学的な考え方の一例です。耳つぼ刺激だけで体重減少を保証するものではありません。

水太りタイプ

むくみ・気虚・陽虚・遅脈など

「それほど食べていないのに体重が増える」「夕方になると脚がむくむ」「身体が重い」と感じる方では、東洋医学では身体の水分代謝や、身体を動かす力の不足などから考えることがあります。

特に、

  • むくみやすい
  • 身体が重だるい
  • 冷えを感じやすい
  • 疲れやすい
  • 朝より夕方のほうが身体が重い

といった状態が重なる場合があります。

東洋医学では、こうした状態を「気虚」「陽虚」などの考え方から捉えることがあります。

耳つぼでは、こうした身体の状態を考慮しながら、水分代謝や体調管理に関係するポイントを選んでいきます。

オススメのツボ

水太り(むくみ、気虚、陽虚、遅脈)の場合

脂肪太りタイプ

痰湿・滑脈など

食事量が多かったり、運動量が少なかったりすることで、体脂肪が増えている場合。

東洋医学では、身体の中に余分なものが蓄積した状態を「痰湿」という考え方で捉えることがあります。

例えば、

  • 身体に脂肪がつきやすい
  • 甘いものや脂っこいものが好き
  • 食べる量が多い
  • 身体が重い
  • 舌に厚い苔がつきやすい

などが一つの目安になります。

「痰」は一般的な意味での痰だけを指す言葉ではなく、東洋医学では身体の中に滞った余分なものを考える際にも使われます。

耳つぼでは、食欲や消化・代謝などの状態を考えながら、刺激するポイントを選択します。

オススメのツボ

脂肪太りの場合(痰湿、滑脈)

気太りタイプ

胃熱・気滞・膨満感・実脈・弦脈など

ストレスや緊張、感情の変化などによって食欲が変わる方もいます。

「お腹が空いているわけではないのに食べたくなる」「ストレスがたまると甘いものが欲しくなる」という方です。

東洋医学では、こうした状態を「気滞」や「胃熱」などの考え方から捉えることがあります。

例えば、

  • ストレスがあると食べてしまう
  • 食後も何か食べたくなる
  • お腹が張りやすい
  • イライラすると食欲が増す
  • 緊張すると胃が重くなる

などです。

この場合も、単純に「食欲を抑えるツボ」と考えるのではなく、身体全体の状態を見ながら刺激するポイントを選びます。

オススメのツボ

気太り(胃熱、気滞、膨満感、実脈、弦脈)

同じ「ダイエット」でも、見方は一つではありません

水太り、脂肪太り、気太り。

これはあくまで東洋医学的な見方の一例ですが、大切なのは、

「体重が増えた」という結果だけを見るのではなく、なぜそうなっているのかを考えること。

杉沢はりきゅう院では、耳だけを見るのではなく、普段の食事や睡眠、ストレス、身体の疲れなども伺いながら、その方の状態に合わせて耳のポイントを選びます。

自宅でできるセルフケア

ツボ押しは、専門家による施術だけでなく、自分でやさしく刺激する方法もあります。

ダイエットや食欲が気になるときに、まず試していただきたいのが手のひらの親指側です。

手の母指丘のあたり、生命線のところ、というとわかりやすいでしょうか。 そこには胃・脾・大腸区と呼ばれる消化器系や脂肪、水と関係の強いツボが集まっています。そこを逆の手でぎゅっ、ぎゅっ通すことで、消化器系の内臓に作用し食欲のコントロールに活用できます。

母指丘をやさしく刺激する

手のひらを上に向けたとき、親指の付け根から手首にかけてふくらんでいる部分を「母指丘」といいます。

このあたりには、東洋医学・手部の反射区で「胃・脾・大腸区」と呼ばれる領域があります。

場所を難しく考えず、

「親指の付け根から、生命線に沿ったあたり」

と覚えると分かりやすいでしょう。

やり方

反対側の親指などを使い、母指丘から生命線に沿うように、

ぎゅっ、ぎゅっ

とゆっくり刺激してみます。

痛すぎるほど強く押す必要はありません。

「少し気持ちいい」と感じる程度の刺激で十分です。

食事の前や、間食したくなったとき、リラックスしている時間などに行ってみてください。

セルフケアは「治す」ためではなく、身体に意識を向けるきっかけに

セルフケアは、これを行えば食欲が必ず抑えられる、体重が必ず減るというものではありません。

大切なのは、手や耳を刺激することをきっかけに、

「今、本当にお腹が空いているのかな?」

「疲れているから食べたくなっているのかな?」

と、自分の身体に意識を向けてみることです。

食事・睡眠・運動などの生活習慣と合わせて、無理なく取り入れてみてください。

自分の状態に合った耳つぼを知りたい方へ

自分で刺激してみても、

「自分の場合はどこを刺激すればいいの?」

「食欲が気になるけれど、原因がよく分からない」

という方もいると思います。

杉沢はりきゅう院では、鍼灸師が身体全体の状態を伺ったうえで、耳の状態を確認し、その方に合わせて刺激するポイントを選びます。

「どこに貼るか」だけではなく、「なぜそこを刺激するのか」。

そこを大切にした耳つぼ円皮鍼を行っています。

耳つぼ円皮鍼(マグレイン)
3,000円(税込)/約15~20分

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